可食シート専用フードプリンターとは?
「可食シート専用プリンター」は、「食べられる紙」である可食シート(エディブルペーパー)だけにプリントできるフードプリンターのことです。主にプリントケーキなどに使われ、日本国内で製造されているのはツキオカフィルム製エディブルペーパー(※1)のみが確認できます。海外製のウエハーペーパーなどもありますが、製造元が不明なため、使用は自己責任となります。
※1.2025年7月現在

現在販売されている主な可食シート専用フードプリンター
「可食シート専用プリンター」は確認できる現在、13万~17万円台で販売されており、フラットベッド型と比べて初期コストを抑えられるため、スモールスタートを検討している方にとって手頃な選択肢です。ただし、家庭用のオフィスプリンターを改造したサードパーティー製品の場合は食品容器としての認証や、食品に触れてよいプリントヘッドとしての認証があるか、事前にしっかり確認することが大切です。
また家庭用オフィスプリンターは、食品用途を想定して製造されていません。これらのプリンターにユーザーが可食インクを入れたからといってフードプリンターとして活用できる、というわけにはいかず使用はすべて自己責任となります。
可食シート用フードプリンターの運用コスト
一方、「可食シート専用プリンター」の運用コストはどうでしょうか?
可食シートの価格
1枚あたり400円前後の可食シートは原価としては決して安くなく、可食シート専用プリンターの性質上、どうしても出てしまう使えない余白や、印刷ミスによるロスが「商品の原価を押し上げて」しまいます。

余白(ロス)が出やすい

可食シートを使わないプリントケーキ
最近では「可食シート」を使わずに、クッキーやチョコレートなどのお菓子に直接プリントする写真ケーキが主流になりつつあります。仕上がりが華やかで自由度も高く、オリジナリティが出せるうえに、シート代やインクの使用量を抑えられるため、コスト削減にもつながります。
フラットベッド型での可食シートへのプリント
フラットベッド型のフードプリンターも、もちろん可食シートへの印刷が可能です。可食シート専用プリンターと違い、シートの余白を無駄なく使えるため効率的です。ただし、一般的なフラットベッド型は150万円以上と高価なことが多い中、当社のSK-100は30万円台で導入でき、コスト面でも優れています。

意外とかかるメンテナンスにかかるインクロスの損失
「可食シート専用プリンター」のベースとされている家庭用オフィスプリンターは自動クリーニングやヘッドクリーニング、強力クリーニングなどの復旧作業で多くのインクロスが発生しまいます。
※家庭用オフィスプリンター:1回のクリーニングに要するインク量:4~9ml
見えないコストを抑制
フードプリンターSK-100はプリントヘッドを物理的に拭いてクリーニングできるため、ほとんどインクを使わずにお手入れが可能です。復旧率も高く、多くの場合は拭くだけで問題が解決します。
※SK-100:1回のクリーニングに要するインク量:0.3~0.6ml


実は安いのは「初期投資」だけ?
「可食シート専用プリンター」で作るプリントケーキは、シート代や無駄が多く原価が下がりにくいため、実はコストがかさみがちです。一方、当社のSK-100は、コストを抑えつつ商品の魅力を高められます。
